今、地球温暖化によって、多くの世界遺産が危機に瀕しています。
先月、世界遺産を登録する、ユネスコ(UNESCO)から、「気候変動と世界遺産」という調査報告が発行されました。
http://www.asahi.com/science/update/0411/TKY200704110105.html
http://whc.unesco.org/en/news/319
以下、調査報告書より、抜粋です。(写真も調査報告書より)
・氷河、珊瑚礁、熱帯雨林、考古遺跡、歴史都市などでの影響がすでに深刻になってきている。
・多くの氷河はすでに大きく後退しており、21世紀中には地球上のほとんどの氷河が消滅する可能性が高い。
・海温の上昇や海水面の上昇、海のCO2吸収による酸化により、珊瑚礁の白化現象や死滅も頻繁になっており、かつ、その規模も急速に拡大している。
・海面上昇や気候変動(洪水や干ばつの多発)により、多くの歴史遺産の保全が困難になってきている。特に沿岸地域の文化遺産の侵食は深刻である。
・ユネスコは、今後、多くの組織と連携しながら、地球温暖化による世界遺産への影響を最小化するための努力をしていく。
世界遺産は、多くの素晴らしい自然遺産や文化遺産が危機にあることを憂い、「
過去の地球や前の世代から受け継いできた貴重なたからものを、しっかりと次の世代に残していかなければならない」という趣旨のもと、世界遺産条約によって指定されるものです。
http://www.unesco.jp/contents/isan/about.html
しかし、この世界遺産の危機が、日本にいる私たちの経済活動で引き起こされています。
私たちがエネルギーを消費する、というごく当たり前のことが、信じられないことに、世界遺産の破壊につながっているのです。全ての経済活動をストップしようというのではありません。
制度を変えていけばよいのです。
CO2を減らすことが経済価値に繋がる制度、自然エネルギーが普及するような制度、そういう制度を先進国である私たちが一刻も早く導入しましょう。そうでなければ、私たちの大切な「たからもの」は、あっという間に失われていってしまいそうです。
(よういち)

